ボルネオのダヤク族の髪飾りです。 木櫛の柄の先端に施されていました。 ボルネオ島は、南部から大部分をインドネシアが、北側にマレーシアが、北側の一部をブルネイが領有している世界で3番目に大きな島です。 英語でボルネオ(Borneo)、インドネシア語でカリマンタン(Kalimantan)と呼ばれます。 カリマンタン奥地に居住するダヤク族(Dayak)は、プロト・マレー系の先住民族の総称です。 ダヤク族をさらに細分化した種族別に分けることができ、中でも海ダヤクと呼ばれるイバン族(Iban)や、 陸ダヤクと呼ばれるビダユ族(Bidayuh)などが有名です。 各種族ごとに独特の文化・風習・奇習を持つが、精霊信仰や狩猟・農耕社会を営むなど共通項も多い。 また敵対する種族間での交戦や軋轢もあるが、近年では宗教や風習の変化とともに軟化や同化がみられます。 ダヤク族は総じて民族の伝統的な手工芸品に優れており、イカット(絣織り)や木彫り、耳飾りなどがその代表的なものに挙げられます。 精霊信仰を基とする文化形成により、手工芸品にも伝承文化や自然崇拝などの影響が色濃くみられます。 台座部分は江戸後期の「糸紡ぎ台」です。 「つくし」などと呼ばれ、真綿からとった糸を紡ぐのに使われた道具です。 江戸後期の日本製の糸紡ぎ台と、ボルネオのダヤク族の髪飾りに共通項はありませんが、 合わせてみたら驚くほど違和感なく治まりました。
木臼
0円 (税抜)
セレモニーボックス
250,000円 (税抜)
祭器
ブロル
※1組での価格です。
450,000円 (税抜)
祈りの木板
祈祷杖・頭部
180,000円 (税抜)
ボルコト
35,000円 (税抜)
土偶
65,000円 (税抜)
90,000円 (税抜)